剣道の歴史
剣道は「剣の道」と書くように日本に剣が生まれた時にできました。
日本刀が作られたのは1200年前、平安時代の中期とされています反りのある「彎刀(わんとう)」や刃の部分に「鎬(しのぎ)」と呼ばれる高低があるフォルムは日本刀独特の形であり、日本刀の扱い方を修練するために剣道は普及していきました。
当社、剣道は武士が実戦で日本刀をきちんと扱えるように、剣技を学ぶ格闘術として行われていたそうです。
江戸時代には、剣術は戦いに使う技術というよりも、武士の精神修練としての意味合いが強くなり、剣道の素振りには竹刀が用いられるなど、この頃に現在の剣道の形が固まっていきました。
明治に入って、帯刀の禁止などの法律から剣術は低迷するものの、警視庁が練習目的で剣道を導入し、再び注目されるようになります。
現代では格闘技としてだけではなく、精神統一や集中力を高めるなど、剣道が持っている精神性が特に重要視されており、スポーツの1つとして広く親しまれていますね。
剣道のルール
剣道は、1辺9〜11mの正方形または長方形の白線で囲まれた試合場で行われます。
審判は主審1人、副審2人の3人制で、3人のうち2人の旗が上がった方が一本を取ります。
選手は制限時間内に、二本先取の三本勝負で行います。
小中学生では3分、高校生以上では5分の試合時間が一般的でしょう。
時間内に勝敗がつかない場合には、延長戦を行い、先に一本先取した方が勝者となります。
打突部位は、面、小手、胴、突きを竹刀の物打(刀でいう刃の部分、竹刀の先端約1/4)で打たなければならず、それと同時に彼方の背に当たる竹刀の弦は上を向いていなければなりません。
有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢で、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突したものになります。
剣道のメリット・デメリット
子供の習い事でも人気の高い剣道ですが、剣道のメリット、デメリットは何があるでしょうか?早速まとめてみましょう。
・メリット
最も大きなメリットいえるのが礼儀が身につくことでしょう。
剣道は礼に始まり、礼に終わると言われる武道です。
剣道でお辞儀の仕方、礼節など細かい決まりがあるので、礼儀作法が自然と身につくでしょう。
また剣道を行うことで精神統一ができ集中力が高まるといも言われています。
剣道の稽古は厳しく、試合では単調な動作の中で瞬時に判断して動かなければいけません。
そのためには相当な集中力が必要で、日々の稽古の積み重ねで集中力を鍛えることができるでしょう。
・デメリット
剣道では防具を使用しますが、この防具の費用が意外と高いです。
初心者向けの防具でも3万円前後はかかりますし、お子さんであれば成長によって防具も買いなおさなければいけません。
また防具が臭いというのもデメリットといえるでしょう。
夏場は汗をかきやすく、防具内に熱がこもりやすくなります。
専用の消臭剤などを使用することである程度臭いを抑えられるようになっていますが、防具に関しては日々のメンテナンスはしっかりと行う必要があるでしょう。
剣道に必要なものは?
・剣道防具(面・胴・甲手・垂)
面は頭部や喉を守る防具で、胴は胸部・腹部を守る防具です。
また甲手は前腕から指先を守る左右一対の防具で、垂は腰・局部を守る防具になります。
・道着
道着には道衣と袴があります。
道衣は濃紺色が多く、素材は綿、ジャージ素材のものなどがあります。
夏場にはメッシュタイプなど風通しのよいもの、冬場は厚手の綿素材がおすすめです。
藍染のものは、色落ちしやすいので注意が必要でしょう。
袴も道衣と同じく濃紺が多く、素材としては綿製、ポリエステル製などがあります。
ポリエステル製は色落ちしなく、手入れもしやすいです。
・竹刀
竹刀は竹製以外にも、カーボン製の竹刀も使われています。
・鍔(つば)
鍔とは竹刀に取り付けるものです。
水牛革製、プラスチック製が多く、穴が開いた円盤状をしています。
ゴムでできている鍔止めを使って、竹刀と鍔を固定します。
・袋類
竹刀袋、道具袋など、竹刀や防具を入れておく袋が必要です。
剣道にかかる平均費用
子供に剣道を習わせる場合、どれくらい費用がかかるか?というのは気になりますよね。
剣道の月謝に関しては、習っている場所によって差がありますが、平均的な相場としては個人道場で習う場合、月謝は5,000〜10,000円前後でしょう。
警察署などが開催するボランティア指導の剣道教室であれば2,000〜5,000円前後の場合が多いです。
月謝の他に、剣道に必要な道具を購入する費用も必要ですえ。
初心者用の竹刀であれば2000〜3000円、防具の費用は小学生のお子さんであれば防具一式で30,000〜40,000円前後の費用が必要になります。
竹刀や防具、道着に関しては、お子さんの成長とともに買い替えなければいけません。
剣道の道着や防具はどこで買う?
剣道を始める場合、剣道に必要な竹刀、防具、道着を揃える必要があります。
剣道の道着や防具、竹刀などは、剣道用品を専門に扱うお店で購入するのがおすすめです。
剣道用品を専門的に取り扱うお店であれば、剣道防具、剣道着、剣道袴などが種類豊富にそろっているので、選びやすいでしょ。
また手ぬぐいや、竹刀袋など剣道に必要なものは何でもそろっていますよ。
初心者でどれを選べばよいか分からない…という場合などは、剣道防具セットなどセット売りになっているものを選ぶと間違いありませんよ。
近くに剣道用品を取り扱うお店がない場合でも、ネット販売に対応しているお店が多いので、通販で購入すれば手軽に剣道用品を揃えることができるでしょう。
《公式》「剣道防具工房「源」」剣道具・剣道竹刀の専門店
剣道防具工房「源」は、剣道具・剣道竹刀の専門店で、高品質で低価格の剣道具を取り扱っています。
剣道用品に関する詳しい知識がなくても専門のスタッフが親切&丁寧に案内するのでとっても安心。
剣道防具工房「源」では手刺防具、ミシン防具からてぬぐい、剣道キーホルダー、武道DVD・書籍など細かい剣道用品まで600種類以上の品揃えを誇っており、武道具業界最大手の東山堂、一流の剣道具職人、剣道有段者の店長の3本柱でお客様それぞれの剣道家人生をしっかりとサポートしていきます。
また、剣道防具工房「源」で取り扱う竹刀はすべて2019年度新規則に対応した製品になっています。
剣道の道着や防具のクリーニングはどうする?
剣道の道着や防具の臭いが気になるという方は多いでしょう。
汗をかくと防具や道着に臭いがついてしまい、消臭スプレーなどでは臭いが取り切れません。
てぬぐいや道着に関しては自宅で洗濯をすることができますが、防具は洗うことができません。
また防具は定期的にお手入れをしなければ、臭いだけではなく、傷みも激しくなってしまうでしょう。
そこで汚れた防具のお手入れは、剣道防具のクリーンニングがおすすめです。
剣道防具のクリーニングを専門に行っている業者に依頼すれば、防具のクリーニングになれているのでしっかりと臭いを消してくれますよ。
また剣道具は伝統的な藍染めが施されているので、藍染をうまく扱いながら綺麗な仕上がりでクリーニングしてくれます。